グローバルソブリンオープンは大人気ですが、あまりに人気があるためによく考えずに投資する人が多いようです。ここでは注意しなければいけない点などを含めグローバルソブリンオープンについての情報を提供しています。
グローバルソブリンオープンとは、国際投信投資顧問株式会社が運用している投資信託のひとつの種類です。呼び方にもいろいろあって、グローバル・ソブリン・オープンやソブリン・オープン、また単にグロソブと呼ばれることもあります。グローバルソブリンオープンは、主要先進国のソブリン債券に投資する投資信託です。ソブリン債というのは、各国の政府や政府機関が発行する国債や政府機関債などの債券を総称したものです。グローバルソブリンオープンは、このソブリン債のなかでも信用力の高い国のソブリン債に分散投資した投資信託なのです。グローバルソブリンオープンは、債券に対する投資なので当然金利リスクというものはありますが、実際には為替のリスクの方が何倍も大きいものです。組み入れ対象となっている債券の信用力が高いということから安心感があり、毎月分配金がもらえるという点でお得感があって、最近では特に人気を呼んでいる投資信託です。
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グローバルソブリンオープンは、投資信託の分類で言えば追加型株式投信です。1997年の設定以来、ファンドの純資産総額を伸ばし続け、2006年3月現在で5兆円を突破しているファンドです。このグローバルソブリンオープンの一番の特徴は分配型であることです。毎月決算(分配)型が有名ですが、3ヶ月決算型、1年決算型というものもあります。グローバルソブリンオープンは、日本より利回りが高い信用力のある外国の国債に投資して、その分配金を原資として投資家に毎月分配する投資信託ということです。グローバルソブリンオープンの純資産総額は、毎月決算型が5兆円を超えているのに対し、3ヶ月決算型は3,000億円程度で、1年決算型になると27億円しかありません。このことから、いかに毎月決算型に人気が集中しているかが分かりますね。しかし、この毎月分配にはデメリットもあります。それは何かと言うと、分配金を支払うためにはファンドの持っている資産を一旦売却して現金化しなければなりません。その時、毎月支払われる分配金には税金が課されるのです。ですから、これが毎月起こるわけですから、年一回分配のものに比べて大きく複利効果が低下するわけですね。
グローバルソブリンオープン設定日以降の課税前分配金再投資換算基準価格と、グローバルソブリンオープンのベンチマークである、シティ国債インデックスのリターンを比較してみると、グローバルソブリンオープンはベンチマークを下回っていることが分かります。つまり、いくらプロが運用しているからと言っても、決して高い運用リターンを得ているわけではないと言うことです。本来、債券への投資というのは、投資した債券の利子が収益になるわけです。例えば、米国債の金利は4〜5%程度で、信託報酬などのコストを差し引くと、2.5〜 3.0%が本来の利回りと言えます。グローバルソブリンオープンは、5%以上の分配を行おうとするために元本から補填している状況なのです。しかし、それが可能だったのは純資産総額が増え続けている場合です。現在の純資産総額が5兆円を超えて、さすがのグローバルソブリンオープンの人気にも陰りが出始めてきました。分配金を維持しようとすると、基準価額が低下することが考えられます。さらに分配金の水準を下げると、商品の優位性も低下して他の商品に資金が流れる可能性が大きくなってきます。今後は単純に利回りだけを比べると外貨預金の方が有利かもしれません。
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